われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚く

NF-48

われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚く

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著者 ウィリアム・フォン・ヒッペル
訳者 濱野大道
ISBN 978-4-596-55148-1
頁数 368頁
発行日 2019年10月19日
定価 2,046円(税込)

炎上、フェイクニュース、格差社会…ヒトの残念な習性は太古から備わる生存戦略が理由だった!?数百万年前から続く人類の「心の進化」をひもとき、現代人の幸せのヒントを提示する話題の書!人類は、絶望に突き動かされ発展した。

われわれの進化した心理は、幸せとそれを追い求めることと密接に絡み合っている。つまり豊かな暮らしを送るということは主として、進化の命令にしたがうということなのだ。 
──本文より

気鋭の心理学者が明かす人間の「進化と幸せ」の知られざる関係──

進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略
○ホモ・サピエンスの生き方に現代で一番近いのは、マフィアや麻薬カルテルである。
○心の機能が生まれてからほどなく、人類がはじめて嘘をついた日が訪れた。
○暴力レベルの高い文化では、礼儀正しさのレベルも高いことが多い。
○われわれが遠くの人より近しい人の成功を妬む理由とは?
○IQの高さは必ずしも仕事の成功につながらない。
○多く人が自分のルックスを「実際より20%増し」で考えている。
○自信過剰は対人関係に大きな利益をもたらす。
○情報収集が偏っていればいるほど、人は説得力を増す。
○偉大なイノベーションを起こす人ほど?非リア充?である。
○ヒトは未来に目を向けて現在を無視する傾向がある。
○なぜわれわれは「いつも」幸せでないのか?
○高齢になってからの孤独は喫煙よりもはるかに危険である。
○「モノよりコト」が理にかなっている理由とは?
○過度の幸せは経済的な危機につながることがある。
○男子はなぜリスクを冒すのか?
○危険な男は女子にもてる?
○出会い系サイトで出会ったほうが離婚しない?

進化心理学とは、進化がどのように人間の遺伝子を作り上げ、それが我々の心をどう形作って
きたのかについての物語である。

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編集者コメント

◆目次より

はじめに   
遠い祖先の考えや行動について知る方法/氏(ルビ:うじ)か育ちか?

[第1部 われわれはどのようにヒトになったのか] 
第1章  エデンからの追放
ディクディク・ヒヒ戦略/ライオンに石を投げつける/集団行動の心理学/
集団行動がもたらした認知革命/
わたしたちをヒトにした社会的跳躍(ルビ:ソーシャル・リープ)  

第2章  出アフリカ
直立歩行/ホモ・エレクトスからホモ・サピエンスへ/
複雑な社会的関係のために必要な大きな脳/心の理論/教育と学習のための心の理論/
心の理論と社会的操作

第3章  作物、都市、王様──農業シフトがうながした心の進化
農民の心理/私有財産/私有財産と男女不平等/
政府だけでなく、階級、搾取、奴隷を生み出した農業/村から都市へ/インターネットによる回帰 

第4章  性淘汰と社会的比較 
性淘汰/セクシーであることの意味とは?/(社会の)相対性理論

[第2部 過去に隠された進化の手がかり]
第5章  ホモ・ソシアリス──社会的なヒト
社会的知性/自制心の進化/自制心を超えて──大きな脳の社会的利益/自信過剰の社会的利益/自己欺瞞は自信過剰のためだけにあらず/自己欺瞞の効果

第6章  ホモ・イノバティオ──革新するヒト 
社会革新(ルビ:ソーシャルイノベーション)とは何か?/社会革新仮説

第7章  ゾウとヒヒ──道徳的・非道徳的なリーダーシップの進化
ゾウとヒヒ/ゾウ型・ヒヒ型のリーダーシップ/事例研究──ハッザ族とヤノマミ族/
ヒヒ型リーダーの出現と不平等/小規模な社会から大規模な企業へ/
道徳的リーダーシップを生みだす方法

第8章  部族と試練──進化心理学と世界の平和
集団間ではなく集団内で協力するように進化したヒト/集団同士の関係をぶち壊す相対性/
自己欺瞞的な偽善者に進化した人間

[第3部 過去から未来への跳躍(ルビ:リープ)]
第9章  進化はなぜ人間に幸せをもたらしたのか 
なぜ人間はいつも幸せではないのか?/幸せと健康

第10章  進化の命令のなかに幸せを見つける
幸せへの進化的ガイド/幸せと生き残り/協力と競争/幸せと学び/幸福、性格、成長/
現代世界の落とし穴/楽しい人生にたどり着くための「10の簡単なステップ」

おわりに  

謝辞
原注・参考文献

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